今年の山陰教区僧侶研修会のご講師は「西本願寺 医師の会」会員の
清元秀泰先生でした。

東日本大震災で救急医療の現場に携われた実体験をもとに「死に直面した人は生かされている意味を知る」と熱き想いあふれる講義をいただきました。

 

前晩の懇親会では、研修担当者という役得でご講師のお隣の席だったおかげで、「メディカル ・トランスレーター」(医学的翻訳者?)という言葉を初めて聞かせていただきました。
酒席のため、一部異なるかもしれませんが、先生の言葉をこんな風に記憶しています。

医者は、往々にして患者に専門用語を並べて煙に巻き、「治りませんよ」とあたかも脅すようにして自分が施したい治療や手術に導いてしまうことがある。

だから自分は、患者が理解できる言葉を使って、薬の意味や効き目を キチンと説明できるメディカル・トランスレーターとなって、安心して治療を受けてもらうことを目指している。

 

わたしは、先生の言葉を聞きながらほぼ同時に 「医師」を「僧侶」、「患者」を「門徒」に
そして、「メディカル・トランスレーター」は「オネンブツ・トランスレーター」に置き換えて受け取っていました。

僧侶は 往々にして 仏教用語をならべて ご門徒を煙に巻いて、上から目線の法話を押し付けて、わけのわからないままに有難さを喜ぶように伝えてまうことがある。

だから、私はご門徒がきちんと受け取るとることのできる言葉でご本願のいわれをお取次できるオネンブツ・トランレーターとなって、大きな気づきの中に、お念仏と共によろこびの人生を送っていただきたい。