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放言御免hougen-gomen

風の坂道


♪ ありふれた日々が 輝いてゆく
♪ ありふれた今が 思い出に変わる

小田和正のアルバムを聴いていたら、「風の坂道」という曲の中にこんな言葉があった。 まさに「当たり前」が「有難い」と気づかされるという仏さまのお話のような内容だ。この言葉が、どういうイキサツで出るのか

♪ 愛という言葉をはじめて 語ってから
♪ このまヽ流されては 生きていけないと誓った

大切な人に出逢うことで、自分の人生を真剣に見つめていく。そして目の当たりにする真実。

♪ こうしてこの時が 続けばと願ってから
♪ 人生はやがて たしかに終わると感じた

明日も必ず生きている…のではない。必ず終わるいのちを、今たまたま生きている…という真実。
そのことに目を背けることなく、「限りあるいのち」と気づかされたとき、

♪ ありふれた日々が かがやいてゆく
♪ ありふれた今が 思い出に変わる

そして、その限りある今(いのち)を誰もが、一人ひとりそれぞれに生かされていた。「あたりまえ」のことが、「有難い」ことだった。そう、

♪ 誰れのものでも 誰れの為でもない
♪ かけがえのないこの僕の人生

なんだか、お経を読んでいるような歌だ。放言御免。