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お墓

   仏事のイロハ      ◆お墓について◆

▽ お墓の中には何が…?

はい。いうまでもなく、亡き方がこの世に遺して(置いて)往かれたお骨があります。そうなんです。亡き方が「遺して往かれた」…のです。往った…?どこへ…?お浄土(仏さまの世界)へ。

ですから、お墓の中に、亡き方がいるわけじゃありません。(私も死んだ後、あんな暗くて冷たいところはゴメンです。)
さて、こんな話を聞きました。

大好きだったおじいちゃんが亡くなり、火葬後の骨拾いのとき、幼い孫娘さんが、白骨を前にして、
これは おじいちゃんじゃない!
と泣き出しました。

その様子を見て、お父さんが
「そうだね。これは オマエが言うように おじいちゃんじゃないよね…。おじいちゃんは、マンマンちゃん(仏さま)の国(浄土)に往きなさった。だから、これは、おじいちゃんじゃない。おじいちゃんの抜け殻だ。

でもね、抜け殻かもしれないが、おじいちゃんの身体を一生の間、支えてきてくれた骨だ。ほら、オマエも、おじいちゃんに抱っこしてもらっただろう…。その時の腕を支えてくれていたのがこの骨だよ。オンブもしてもらったよね…。そのおじいちゃんの背中を支えてくれたのがココだよ。
だから、抜け殻だといって、粗末にはできないね。『お骨さん、有難う』とお礼をいって 拾わせてもらおうよ。」

と話されたといいます。

ここなんですよね。大切なのは、お骨=死んだ人、ではないのですよね。お骨は亡き方の、いわば「抜け殻」。かといって 粗末にはできない。でも、お骨にとらわれていては、大切なことを見失う…。

では、どうすればいい… このつづきは 次のコラム↓ 「指差すときの指」をご覧ください。

 

 

 

▽ 指差すときの指

夜空を見上げて「あの星を見てごらん」と指差すことがありますよね。

もし、指差してもらわずに、言葉だけで言われたなら、西の空から東の空まで、空じゅうを捜しても、なかなかわかりません。そこで、「あの星…」と指差してもらうと、すぐに その星を見ることができます。

でも、指差している人の 指ばかり見つめて
「長い指だなぁ」「太い指だなぁ」「爪をつんでないなぁ」
などといっていたら、とても 星を見ることはできません。

つまり、指がなければ、なかなか星がみつからず、かといって、その指ばかり見ていては とうてい星には出会ません。

お墓は、この指に相当するものではないかと思います。

亡き方がこの世に遺して往かれたお骨の納めてあるお墓(指)を通して、(やがて私も往く)亡き方が往かれた世界、いのちの行く方をたずねさせてもらう…。それが お墓なのでしょう。

「お墓の中には 何が…?」で述べたとおり、亡き方は、お墓の中にいらっしゃるのではありませんもの。

 

 

▽ 分骨は身を裂く…?

あるお方が、真面目な顔で言われました。
「分骨をすると、故人の身体を割り裂くことになるので、よくない…。」と。

ちょ、ちょっと待ってくださいな。遺骨は、故人がこの世に遺して往かれたもの。生身の故人ではありませんよ。

「身を裂く…」とおっしゃるのなら、ひとつお聞きしましょう。
「もし、あなたが病気や事故などで、足を切断する手術を受けられたとしましょう。
その時、切断された足は、どうなさるのですか?」

「そりゃ、病院にお任せして、処理してもらいます。」

「そうでしょ!でも、言っときますけど、それって、分骨ですよ!まさか、切断の後、冷凍庫に保管しておいて、葬儀の後 一緒に火葬してもらうって、おっしゃるのなら、話は別ですが…。」

このコンテンツで、たびたび言ってますが、「お骨は、亡き方がこの世に遺して往かれたもの」という言葉を今一度 味わってください。

そして、お墓を「指差すときの指」といただいたならば、分骨するということは、いのちの行く方を指し示すよりどころ(指)が増えることです。「よくない」ことではないと思います。

ちなみに、お釈迦さまの遺骨(舎利=シャリ)は、お釈迦さまのお徳を偲んで、世界各地に米粒くらいの大きさで(=それで、お寿司屋さんで、ごはんのことをシャリというらしい)分骨されています。

また、私たち浄土真宗では、故人の遺骨を親鸞聖人のお墓のある京都・大谷本廟に分骨することがあります。

前へもどる( 「大谷本廟の納骨」からきた時)

 

 

 ▽ 墓相(よい墓・わるい墓)

お墓の色や形、方角や向きなどが、まことしやかに書いてある、いわゆる墓相の本が、たくさん出回っています。

でも、このような墓相は、いっさい無視していいと思います。

何を根拠に、どういうつもりで、そんな本が出されるのかわかりませんが、Aの本では 吉相(よい墓)とされているのに、Bの本では 凶相(わるい墓)なんてことは、ザラにあるようです。実に いい加減なものです。

もし、まことしやかに
「その墓は よくない」
と言われたら、すかさず その人にたずねて下さい。
「そのことは、どのお経に 書いてあるのですか?」
って。
「それは、仏説○○○経に書いてあります…」
なんて答えたならば、間違いなくインチキです。

だって、お釈迦さまは、お墓の建て方について何もおっしゃっていませんもの。どのお経にも、お墓の建て方など書いてないのです。(私は、そのように聞かせてもらっています)

 

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